
2009年11月1日号
医療保険は、病気やケガで入院したときに備える単体の保険です。
この入院した場合の保障には疾病入院特約など基になる主契約に付加する特約タイプもあります。
今回は、本当に役に立つ医療保険を選ぶためのポイントをご紹介しましょう。
主契約に付加する特約タイプは、主契約がなくなると医療保障もなくなるので、単体の医療 保険への加入がお勧めです。特に主契約が更新タイプに付加する特約タイプの場合、医療 保障も更新していくので更新する毎に保険料がアップしてしまいます。
医療保険はご夫婦それぞれで加入しましょう。

保険期間は、終身型と保険料の安い10年更新型、75歳満了の一定期間型などがあります。保険期間が10年更新型の場合は、当初の保険料は安くてすみますが、更新時に保険料が大幅にアップしてしまいます。
医療費は高齢になるほどかかること、そして生涯(たとえば80歳)まで保険料を支払った倍あには、保険料総額では終身型の方が有利になります。

最近は保険料を安く抑えるために一日あたりの入院給付金額を5千円程度に抑える傾向があります。FPによっても医療保障はそれほど必要が無いという方もいます。その根拠は、高額療養費が支給されるため自己負担となる最低限の金額を準備すれば足りるということ、保険に加入の場合、傷病手当金(標準報酬日額の6割)が1年6カ月支給されること、などを考慮できる点です。
(傷病手当金は国民健康保険の場合はこの制度はありません。)
しかし、実際の入院の際には食事代、差額ベッド代、雑費などにもお金はかなり必要となります。健康保険の効かない治療も増えています。公的な保障もこの先続くかどうかも不透明です。また、考え方ですが、働けなくなり収入が無くなったときに、所得保障的な役割も医療保険は果たすことを考えると、余裕を持って安心できる金額に加入しておくことをオススメします。
入院給付金額日額1万円は最低必要ではないでしょうか。
入院によって収入が無くなった場合、1万円×30日=30万円で1カ月の生活費として考えることもできます。
病気になったら保険は加入が制限されることも考慮して早めに準備しておきましょう。

医療の進歩により入院日数が短くなり、一入院60日保障タイプが主流ですが、脳血管疾患や高齢の場合には入院期間が長くなること、また、同じ病気で退院後180日以内の再入院は継続入院とみなされる点などを考えると、若いうちは保険料的にも大きな差がない点から120日型をオススメします。
いずれにしても、保険は安心のために加入するもの、幅広い保障の方が良いでしょう。

新型の医療保険には、先進医療保障特約が付加できます。これは、厚生労働省によって先進医療と定められた治療を受けた場合に保障されるものです。先進医療の治療は、健康保険の対象外で全額自己負担、そして高額なものが多いので受けたい治療の経済的な心配をしないで済みます。保険料も安いことからメリットが大きいです。
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いずれにしても、一生のうちには何らかの入院が想定されます。その時に経済的に困らないように準備しておくことは、人間の知恵です。何も準備していないで、せっかく貯めた家族のための住宅や教育、旅行などの貯金を取り崩して治療費に充てなければならないことは、私は避けたいと思っています。皆さんは如何でしょうか。
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保険のgiftファイナンシャルプランナー
南 達也
